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松浜軒(ショウヒンケン)
柳川の松涛園、熊本の成趣園(水前寺公園)と並んで西国旧藩主別邸三名園といわれています。
八代城近くに白塀で囲まれた屋敷があり、周りを澄みきった水が流れている小さな堀が取り囲んでいる場所があります。そこが松浜軒です。
八代城主三代目の松井直之が元禄元年(1688年)に母、崇芳院のために立てられた茶屋です。立てられた頃はすぐ近くに海があり、松林が続いたのでこのような名前が付けられたのでした。
現在では松も全てなくなり、干拓によって海岸線も遠くに退いてしまいました。そのため、陸地の真中に現在は位置しています。
松浜軒は球磨川の流水を庭内に引き入れており、阿蘇、宇土半島、そして雲仙が眺めることができます。きっと壮大な背景の中、お茶会が催されていたのでしょう。
庭内には稲荷があり、昔は庭内に狐が十数匹いて、夜は鳴き声をが聞こえたり、昼でも戯れる姿が見られたと言われております。
参勤交代の時に供揃えをすると護衛が1人多くなっおり、この狐の代表が一匹護衛に加わっていたという昔話も伝わっています
中には資料館があり、松井家の家宝や重要文化財などが展示してあります。
庭の真中に「心」の字を表した池があり、その池では6月初頭に唯一地植が許されている肥後花菖蒲が咲き乱れ、人々の目を楽しませてくれます。
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